以前は住宅は持ち家がある事で満足しその内容まで検討されなかった感があります。
昔のお父さんなどは仕事ばかりで、家は休むためだけに帰るという様な人が大勢いました。
今、住宅は自分のライフスタイルを家族とともに実現させる表現の場だと思います。
ここ数年LOHAS(ロハス)という言葉を新聞や雑誌でよく見ますが、私はこのLOHASの考え方に 共感しました。
LOHAS(Lifestyles Of Health And Sustainability)つまり、健康で環境にたいする 持続可能性を考えた
ライフスタイルの事です。
経済的豊かさだけではなく、家族の健康や自然環境について考慮しながら生活や消費活動を行う人が
増えているのだと思います。
しかも環境負荷の事を考えて消費生活を我慢するのではなく、 環境や健康に良い商品やサービスを
選択することにより、楽しく、おしゃれに環境負荷を減らそうという考え方です。
住宅もただ坪単価いくらかやキッチンなどの設備だけで決めるのではなく、自然志向の人は、国産材を中心に
自然素材を使い、化学製品の建材を出来るだけ使わない住宅を建てる方が 増えています。
今までは意識の高い一部の方たちだけの消費行動でしたが、わたしはこのLOHAS的な流れは
一時的なブームではなく新しい流れとなり、日本全体に浸透し、LOHAS的な消費行動が当たり前で
LOHASなんて言葉自体いらなくなる日が来ると思います。
住宅なども形はどうであれ、住む人の健康や自然環境を無視しては成り立たなくなって来ていると
いう事だと思います。
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